Home >お客様の声>社屋・家屋復元模型

松葉さんは140年以上の歴史を持つ蕎麦屋さんで、今から120年余り前に“にしんそば”を発案して現在の京都南座の隣にお店を構えられました。それ以来ずっと、南座に出演される歌舞伎の役者さんや祇園の舞妓さん・芸妓さんにもひいきにされてこられたという、非常に京都らしい歴史のあるお蕎麦屋さんです。
現在の4代目社長 松野泰治様にお話を伺いました。

「創業時のこの模型を見てもらうと歴史があるということを自然と思ってもらえる」
模型展示後、お客様の反応はいかがですか?

皆さんよくご覧になっています。特に子どもさんや家族連れの方は楽しんで見ておられますね。子どもさんは目線の高さがちょうど模型の窓のあたりになって、本当に窓から店の中をのぞいてるみたいな感じになるんですね

そうですね、模型を見る時って目線を模型の真横まで下げてみると、すごくおもしろいんですよ。模型の中にいる人の感覚が味わえたりするんです。

それと、うちは全国物産展とか出張先でもこの模型を持っていって見てもらったり、テレビや雑誌の取材を受けたときは必ず見てもらいます。今と同じ場所にこの模型の昔の店が建っていたんで、今の店と照らし合わせながら一目瞭然なんですね。こっちの柳並木のある川端通で大八車から鰊を下ろして、ここの厨房に運んで・・・とか、こっちの舞妓さんのやはる方が四条通で店の入り口ですねとか。
それに創業時のこの模型を見てもらうと、昔からあるお店なんやなあと、古さというか歴史があるということを自然と思ってもらえる、ということもありますね。


社員の方の反応はいかがでしたか?

出入り口を入ったすぐのところにレジがあって、その横に模型が置いてあるので、レジ回りで買い物をしてくれはるお客様が模型を見てくださって、レジの担当者なんかは模型の説明をしたり、やっぱり模型に対して意識が強いですね。

見たことのなかった創業時の建物が、1枚の絵から甦った
買い物をして包んでもらうのを待っている間って、ただボーっと待っていると結構長いですからね。その間模型をご覧いただいたり、模型をネタに社員の方とちょっとした会話があったりとすると、お客様の印象にすごく残りますよね。そもそも社長さんは何故この昔の店の模型をつくろうと思われたんですか?

先ず絵があったんです。模型にしてもらった一番最初の店の絵で、日本画で落款も押してありますし、先代がどちらかの画家の先生に描いてもらったんでしょうね。その絵を立体にしたいというのが最初の想いです。

社長さんは模型にされたお店をご存知なんですか?

いいえ、最初の店は全然知らないんです。今の店は3つ目の建物で昭和48年に建ってます。その前の店は戦争から復員してきた父(先代)が建てたんですが、それが私の生れた昭和26年です。ですから明治時代に建てられた最初の店は、全く知らないんです

なるほど、でも絵では見て知っていたので、それを形にしたいと思われたんですね。

そうです。絵でしか知らなかったのでよけい形にして見てみたかった、っていうとこもあったのかもしれませんね。それで最初は外観だけしか思ってなかったんですが、お話が進んでいく中で結局店の中も全部つくってもらうことになりました。

そうでしたね。先代さんのお姉さんが店のなかの間取りをざあっと描いて下さって、それを元に、あの絵の外観の中に収まるように図面を起こしていきました。それと職人さんのお一人が、昔の道具やそれを使っているところなんかの絵を墨で上手に描いてくださって、それで細かいところなんかもつくっていきましたね。

その時父はもう他界していませんでしたし、私の母と父の姉が唯一その店を知っている人でした。父が戦争に行っている間おもに店を守ってくれてたのが父の姉で、店の様子をよく覚えててくれたんです。その人も去年の11月に亡くなったんで、あの時に模型つくっといてよかったなあと思いますよ。

「できあがった模型の内容については、はっきり言うてもう何回か元とれてると思います」
本当ですねえ。今つくろうと思っても、もう内部はできないですからね。ところで社長さんはなぜ「さんけい」に模型制作を依頼してくださったんですか?

私らは模型つくるいうても、こういう模型をどこでつくっているか知らないですし、宮大工に頼んだらええんやろか、とか言うてたんです。それでたまたま京文博(京都文化博物館)の近くの“長谷川松寿堂さん”いう和紙を売ったはるとこが知り合いなんで相談したら、京文博のかたを通じて褐摩さん、さんけいさんとご紹介していただいたんです。

そのようにしてさんけいを知っていただいて、実際模型を発注された時にご心配だったことなどはありましたか?

いえ、京文博さんを通しての紹介でしたし、特に不安ていうのはありませんでした。それに私は任せたらあんまりごちゃごちゃ言いません、ご縁ですから。そら金額的にはそこそこかかるやろなとは思いましたけど、これだけの専門的な技術ですからね。私らのお蕎麦でも原価でいうたらこれだけやけど、それをこねたらこれだけとその中に色々介在するものがありますし、そういう意味では一緒ですしね。安くはないとは思ってました。
そやけどできあがった模型の内容については、はっきり言うてもう何回か元とれてると思います。それだけ喜んでいただいていますから。宣伝効果としても大きいですしね。


最後に、これを読んでいる方に一言お願いします。

古いお店なんか立て替えはる時は、前のかたちを是非残しておかれたらいいと思いますよ。



今回お話を伺った中で、昭和26年に新築され、社長様が幼稚園の頃からのお住まいでもあった2つ目のお店のお話にも花が咲き、お隣の南座さんとの親しいお付き合いのエピソードなども数々聞かせていただきました。
次は模型で再現した創業時の建物のような日本家屋のお店を建てて、道具も現在のステンレスのものではなく、昔ながらの竹製のものなどを使い、どのようにして蕎麦を作っているのか、というところも見てもらえるようなお店にしたい、とおっしゃていました。
「みそか蕎麦をコンビニで買って食べるのって寂しいでしょ。」蕎麦を作る・食べるということを、きちんと伝えていける店を作りたい、と夢を持って蕎麦屋を楽しんでおられる社長様です。


《取材先》
総本家にしんそば「松葉」
URL:http://www.sobamatsuba.co.jp/
京都市東山区四条大橋東入川端町192
TEL:075−561-1451
営業時間/10:30〜21:30(毎水曜日定休日)
▲ページトップへ戻る
 
 
ミュージアム・モデル:各種模型制作
古建築模型制作
各種模型制作
社屋・店舗復元模型
ホビー&クラフト・グッズ:みにちゅあーとキット・ミュージアムグッズ・販促グッズ
株式会社さんけい:ネットショップ
身近な道具で、簡単に作れるミニチュア模型制作キット【みにちゅあーとキット】はこちらのショップから購入できます!
みにちゅあーと ショップ
【楽天市場店】 NEW OPEN!
株式会社さんけい:模型の作り方や新商品情報を発信するブログ
模型の作り方(メイキング)や新商品情報など楽しいブログはこちらから!
みにちゅあーとブログ:模型の作り方や新商品情報を発信します!!
嵯峨野トロッコ列車模型制作記:1/20精巧鉄道模型にチャレンジ!
メイキングthe大坂城:250万円の超精密「大坂城」模型メイキングを実況記録!
MY作品コーナー
MY作品コーナーでは、皆様のご自慢の作品や、ものづくりのあれこれ、失敗談などをご紹介!

模型ができるまで
よくあるご質問

納品実績リスト
お客様の声
会社案内
〒615-0835
京都市右京区西京極堤下町35番地
TEL:075-312-9889
FAX:075-315-2033
地図>>

リンク
鉄道模型連合会
鉄道模型協会 会員